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軽井沢のすぐお隣、緑豊かな御代田町へ。アートと豊かな暮らしが出会う複合施設「MMoP」

ことりっぷ2026年9月4日0回閲覧

軽井沢駅から電車で14分ほど。浅間山のふもとに広がる御代田(みよた)町は、美しい自然とともにセンスのいいショップやレストランが増え、いま注目を集めているエリアです。 その中心的な存在となっているのが、文化複合施設「MMoP(モップ)」。自然豊かなガーデンに、アート写真や御代田町ならではの衣食住のライフスタイルショップが集まっています。 2026年4月に大幅リニューアルがあり、3店舗がオープン。新たな魅力が加わりました。また、8月から9月まで「MMoP」をメイン会場として、「浅間国際フォトフェスティバル2026 PHOTO MIYOTA」も開催。アートや自然を楽しみながら、ショップをめぐってみませんか。 軽井沢駅から御代田駅までしなの鉄道で14分、御代田駅からは徒歩10分の立地にある文化複合施設「MMoP(モップ)」。浅間山を望むロケーションにあり、2021年のオープン以来、写真美術館と個性的なショップが集まるエリアとして注目を集めています。 ここはかつてメルシャン軽井沢美術館があった場所で、この場を活用しようと御代田町と広告写真などビジュアルを制作するアマナが「浅間国際フォトフェスティバル」を開催し、続いてMMoPが誕生しました。 2026年4月に「NID」「gallery friscum」「tsubu.」の3店がオープンし、秋にはニュージーランド発祥のスペシャルティコーヒーロースター「Allpress Espresso」が東京・清澄白河から移転し、オープン予定。自家焙煎コーヒーが楽しめる新スポットができるのも楽しみです。 「MMoP」のショップをご紹介しましょう。 スタイリッシュな店内に入ると、中央に設えた暖炉の薪の香りが出迎えてくれる「NID」。薪火で焼くスタイルのフレンチレストランで、自由に食事ができるように、昼夜とも前菜、メイン、デザートをアラカルトスタイルで提供。コースにしなくてもフレンチが味わえます。誰もが気軽に来れて、安らげる場所にしたいと、「巣」を意味する「NID」と名付けたそう。 軽井沢のホテルなどで経験を積んできたシェフが作る薪火料理は、肉や地魚、地野菜など長野県産の食材を中心に使い、見た目にも美しい一皿ばかり。肉は火入れに気を使い、野菜にも本来の味を損なわないように気を付けながら、薪の香りをつけています。 おすすめの前菜は、店名の“巣”をイメージした「舞茸の薪火焼きと半熟卵 鳥の巣仕立て」。小麦粉で作る「カダイフ」と舞茸で巣を作り、真ん中にはハーブのソースをまとった半熟卵が。季節の前菜ですが、御代田産レタスを使った「薪火で焼いた丸ごとレタス 軽い薪火クリーム」はレタスを丸ごと使うなど、味はもちろん、見た目も楽しませてくれます。 メインは10種類ほどから選べます。おすすめの「長野県産 本州鹿の薪火焼き 黒胡椒風味のソース」は、長野県小川村の鹿を使用。クセもなくてやわらかな肉質です。伝統的な黒胡椒を使ったソースでいただきます。ソムリエが選んだ各国のワインや、オリジナルカクテルを料理に合わせるのもおすすめ。 デザートは季節限定メニューが人気。この日は小布施町産さくらんぼを使った「さくらんぼのバシュラン」。生のさくらんぼと、ピスタチオのクリームやアーモンドのアイスの風味が合う華やかなデザートです。季節によって、信州のあんずや桃、栗、りんごなどのフルーツが楽しめます。ガーデンで摘んだフレッシュハーブで淹れるハーブティーと一緒にどうぞ。 御代田写真美術館と同じ建物にある「gallery friscum」は、自然と調和する暮らしを提案するアート&クラフトギャラリー。小さなギャラリーでは、器や天然素材の洋服、生活雑貨などを中心に、オーナーが出会った日本各地の作家の作品を紹介する企画展や、ポップアップストアを開催しています。 訪れた日は秋田の陶芸家、田村一さんの個展を開催。温かみのある美しい器が並んでいました。薪ストーブやいぶりがっこを作る際の灰など地元素材で釉薬を作ることもあるそう。作家が在廊している日もありますよ。 以前、企画展を開催していた作品が常設展として展示されることも。戸隠のそば店「岳」が、冬の手仕事で根曲がり竹を使って編んだそばざる、木工の器の作家の作品などが並んでいます。心がときめく新しい作家に出会ってみませんか。 「tsubu.」は、御代田町に移住して活動していたフードディレクターの吉川さんとブランドディレクターの徳永さんが、地域の生産者の背景や思いを料理にのせて伝え、交流できる場所をという思いからオープンした食堂です。 地元の方も利用できるように、毎日来ても飽きない家庭料理を提供。料理の中心になっているのが、近隣のこだわって作られたお米を羽釜で炊くごはんです。今日は御代田町の里子さんのお米など、日によって変わります。ふっくら粒立ったごはんはおいしいですよ。 ランチは「季節のごはん定食」が味わえます。羽釜ごはん、味噌汁、副菜2種、漬物1種が定番。メニューは2週間ごとに変わり、地域の生産者の野菜をはじめ旬の食材を使い、長野県産の麹や味噌、醤油を加えたジャンルレスな料理がいただけます。朝食も営業していて、佐久穂町の池田さんが育てた「平飼い卵かけごはん定食」がおすすめです。 カフェタイムはスイーツでひと息。「tsubu.のちいさなもなかパフェ」は、自家製アイスと自家製餡、福井の羽二重餅を最中に挟んだスイーツです。クルミを添え、味噌キャラメルソースがかかっています。ドリンクは3層の色味もきれいな「抹茶エスプレッソラテ」をぜひ。有機栽培の抹茶と「Allpress Espresso」のエスプレッソ、ミルクを使用したラテは、味のバランスも絶妙ですよ。 店内には食品と道具を扱うショップも併設。実際に味わって、作り手の思いを伝えたいと感じた日本各地のおいしいものを紹介しています。長野県の生産者が作るりんごジュースやジャム、お店で使っている醤油、菜種油などもありますよ。安心できる食品ばかりなので、おみやげにもぴったりです。 スウェーデンで活動していた家具デザイナー、須長檀さんがオーナーを務めるショップ。「lagom(ラーゴム)」とはスウェーデン語で「ちょうどいい」を意味する言葉で、「自分にとって心地よい、いい塩梅のものを見つけてほしい」という思いが込められています。 店内中央では1か月に1回企画展を開催し、作家の作品を展示販売しています。その横には須長さんがデザインし、長野県内の職人と作ったオリジナルのカラマツのテーブルやスツール、立体時計など家を上質な空間にしてくれる家具も。 国内や北欧の作家が作る食器やかご、雑貨、衣服なども扱っています。九谷焼の人気作家の器や、材料の柳から育ててかごを編む山梨県の作家の作品、スウェーデンのヴィンテージのかごなど、心を動かされるアイテムがそろいます。 須長さんたちが主宰しているアート・デザイン専門福祉プロジェクト「konst(コンスト)」にも注目を。アート・デザインのワークショップを軽井沢の福祉施設で開催し、そこに通うクリエーターたちが自由に描いて生まれた原画をベースに、Tシャツや靴下などのアイテムを制作。アートな小物はおすすめですよ。 「MMoP」のナチュラルガーデンの植栽を担当しているガーデナー、ランドスケープデザイナーのショップ「Studio Kyoryu Shop」。店内にはガーデニンググッズをはじめ、ガーデンの植物を生かしたオリジナルキャンドルなどの雑貨、アートなどが並んでいます。安心して使えるアロマスプレーや、近隣の生産者が作るハーブティーもおすすめ。ワークショップも開催しています。 「MMoP」のガーデンは、庭の生態系のことも考え、あえてワイルドで自然な雰囲気にしているそう。訪れた際はガーデンの植物にも目を向けてみて。 大きな写真を飾った蔦の絡まる建物が目印の「御代田写真美術館」。日本人写真家の作品をメインに収蔵するアマナコレクションの中から、企画展を開催しています。時には写真以外の展示が開催されることも。夏は「浅間国際フォトフェスティバル」の屋内展示のメイン会場として、多くの人が足を運んでいます。 国内外の優れた写真家たちの作品が、「MMoP」をメイン会場に、御代田町役場など御代田町内の屋内外各所に展示される「浅間国際フォトフェスティバル 2026 PHOTO MIYOTA」。2026年は8月1日~9月27日に開催します。チケットは1500円(会期中何度でも利用可、一部無料エリアあり)。ガイドツアーやワークショップなどさまざまなイベントも行われます。美しい自然の中でアートを五感で楽しみませんか。 軽井沢へ旅行した際は、お隣の御代田町まで足をのばして、「MMoP」でゆっくり過ごすのもおすすめですよ。

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